開院の経過

鍼灸整体治療
私は気功や太極拳を通じて、東洋医学的学習の場に接してきました。そんな中、骨折の経験を経て体の仕組みに関心を持つようになり、治療技術を学んで医療関係従事者になろうと決心しました。今、鍼灸整体院を開設して健康づくりのお手伝いをしている経過は下記体験がベースになっています。

身近な人を見送った体験

身近な肉親や友人・知人が入院し、次々と亡くなっていく場面に出会い、西洋医学の光と影を見てきました。中でも、肉親や兄弟の場合はより鮮明なので、記憶を辿り記載します。

たとえば義兄の場合を思い出すと、当人は癌の告知も受けないまま入院していたと聞いています。よほど自宅に帰りたかったようで、夜中に病院を抜け出し、5km程離れた自宅まで「歩いて帰った」という話も聞いています。

父の場合は交通事故後、脳手術して痴呆状態になりました。
80才を過ぎて、自転車に乗って遠出した先で事故死しました。クリスマスイブのことでした。葬式の時、私は思い切り泣き叫びました。(お屠蘇混じり)

義父の場合は、前立腺肥大という病名で手術を受けた後、そのまま臨終でした。もっと、もっと世界中を旅行して過ごしたい為に、手術を受け入れたのに、元気に動きまわっていたのに。

義母の場合は、
パーキンソン病の薬を飲み続けその副作用らしき症状に悩まされながら旅立ちました。パーキンソン病のような、【難病】と指定されている病気は今の西洋医学で治療出来ないと言っているに等しいわけです。そんなこともあって、私は、鍼灸師となってからはパーキンソン病については特別の思いを持って、援助の為の勉強と研究をしながら、患者さんとも接しています。

92歳まで自立して元気に過ごした母の場合は、
極寒の日に畑でとれた大根を近所に配って歩いた翌日脳梗塞で倒れ、入院先の病院で半年後に旅立ちました。今思えば、高血圧の薬を飲み続けたことが脳梗塞の原因と考えられないこともありません。
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その他、友人・知人・親戚の多くが入院後、放射線治療で頭の毛が抜け落ちたと思っていたら間もなく旅立っています。お医者さんの多くは医療のガイドラインを忠実に守って、日々多忙な業務をこなしていると思いますが、健康を損ねた身体の回復は難しいようです。西洋医学の得意分野は生活習慣病ではなく、感染症や救急医療だという声も聞こえてきます。

骨折の経験1

私は骨折で痛い思いを二回経験しています。一回目は中学生の時です。右手薬指の手の甲部分が折れていました。この時は自宅前の内科医に診てもらったことが間違いで、湿布するだけの対処にひどい思いを経験しました。

骨折の経験2

骨折経験の二回目は、木曽の御嶽山でスキー中です。
大腿骨頚部付近が竹をしごいたような状態でした。寝台タクシーで西宮の救急病院に運ばれ、広島大学の医師に執刀していただきました。3カ月程入院し、1年後に再手術してボルト留めの金具を外してリハビリを完了しました。今は寒い時に傷跡が少し痛む程度でビッコもひかず、不自由なく生活出来ていることを感謝しています。

リハビリ体験を経て思ったこと

体が不自由なことのつらさを今でも忘れていません。この時思ったことは、少々の怪我は適切な処置をすれば回復出来るということです。骨折入院の前から太極拳や気功&東洋医学は興味を持って学習していましたが、リハビリ体験を経て、健康作りの仕事に従事しようという思いが増しました。

会社勤務しながらの修行経験

会社勤務時は1~2週間の細切れで気功や太極拳や漢方を学びに中国にも度々出かけていました。

気功・太極拳

南京薬科大学や西安の大学、北京の学校等で宿舎に泊まりながらの学習です。

同時に夜間や土日開催の医療関係の学校へ通ったり、通信教育で応用心理学や漢方ヘルスカウンセラーとかハーブコーディネーター・樹医・・等の学習をしていました。

日本電療医学院で療術師の免許を、国際カイロ大学(現)でカイロプラクティックの免許を得、浪越徳次郎先生健在の時、東京まで通い水岡先生から指圧の指導を受けたりしていました。

医療従事者としての総復習

息子2人の子育て義務終了時期に合わせて、後半生の生き様はこれしかないと決めて、治療家の道へ入りました。医学の基礎から総復習しようと思い、東洋医学専門学校に入学しました。

鍼灸学科は2クラスありました。療術師やカイロプラクティックの学校へ通った40才の頃は先輩も居ましたが今回は学年を通じて、私が最年長でした。

息子と同じぐらいの学友と机を並べて3年間、必死で学びました。
寝る間も惜しい程学習に専念でき、とても楽しく過ごし、卒業する時「お前ずいぶん若返ったな」と言われました。

通学時代から、先輩の治療所に通って助手を務めながら実習を続け、鍼灸師の国家資格を取得した1年後(1999年)に開院し、20年経過しました。

私の思い

日本は世界でまれにみるスピードで少子高齢社会が進んでおり、世界は日本の対応を見ています。老化社会でなく、長寿社会を目指すためにも健康自主管理の思想を伝えることが重要と思っています。

私は、介護支援専門員(ケアマネ)や介護予防運動指導員として、終末期の状況も数多く眺めてきました。手術や薬物投与で辛い思いをしながら、苦しみながら、臨終を迎えている状況は哀れでなりません。

当院では、ギックリ腰のような急性期だけでなく慢性疾患治療も高評をいただいておりますが、普段からの心がけがより重要なのです。

自分の健康は各自で守らねばなりません。臨終の間際まで活き活きと元気に過ごしていただきたいものです。

辛い症状の時は今までの経験を元に今まで通り、誠意を持って対処させていただきます。同時により多くの人に、健康自主管理の技術と考え方を伝えることに重点を置き、西宮健康づくり推進員のボランティアと共に無料健康教室も開催してきましたが、ボランティア活動は一旦中止することにしました。コロナウイルス騒動の政策混迷と報道の中、全員マスクの異様な動きをながめ、微力な活動のむなしさを感じながら・・

気持の代弁者・・・
人もウイルスも共にガイアの一員(言論統制の中1.項は削除されたようだ。)
1.心なごやかにウイルスと接しよう。
2.人は家畜になっても生き延びる道を選ぶのか?

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