波動の世界

人は死ねば最終的には朽ちて元素に還る。
動物も植物も鉱物もその姿は元素の集まりだ。

化石燃料を燃やし、
元素の一つウランを破壊して放射線を増加させ、
ダイナマイトで地表の一部を変化させても、
大自然の営みに逆らうことは難しいかと・・

地球の命は太陽の寿命に依存している。
見苦しい争いの末、核戦争で人類が滅びても
恐竜が滅びた後と同じく、
太陽が次の命を育んでくれるだろう。
地球も何度か氷河期を繰り返しながら・・

生きている限り、健康で元気に過ごしたいものだ。
そのためには
周りの環境と無縁でいるわけにもいかない。

人の体は60兆個の細胞でできていると言われているが、
臓器を作っている細胞を辿れば、
元素(原子核・陽子・電子)の世界に行き着く。
その元素も粒子と波動で成り立っていると量子力学は解く。
人体を小宇宙と見なした東洋医学の考え方と合致する。
数千年の歴史の中で、効果を確かめながら受け継がれてきたものに。

電磁気の世界をもう少し眺めてみよう。

地上には無数の電磁波が飛び交う。
光は見える電磁波だ。
光より少ない振動数の電磁波は無線通信に使用されてきた。

可視光線の両端に紫外線と赤外線がある。
赤外線の周波数は3THz〜400THz
緑色の光は530〜580hz(波長は565nm〜520nm)
紫外線は750THz〜30PHz
X線は30PHz〜3EHz
周波数が短くなると人体を貫くようになる。

電子や原子核も宇宙のあらゆる方向から地球に降り注いでいる。
宇宙線の主な成分は陽子と原子核。
地球に飛び込んだ宇宙線は空気と衝突して核反応を起し、
はじき出された中性子や陽子を
人体も毎秒100個くらい浴びているらしい。

人の体も原子核と電子で満ちあふれている。
電気と磁気の相互作用も地上にあふれている。

電気が動けば磁気が発生し、
磁気が動けば電気が発生する。
それが電気磁気学理論。

人体も、筋肉を動かせば電流が発生し、
電流を流せば筋肉が動く。
ハリ治療で低周波パルスを流すとその様子を観察できる。

今では筋電図や心電図、脳波を測定して
人体の状態を推測できるようになったが
呼吸で自律神経を調整できることも証明されている。

瞑想の世界・・
座禅も調身・調息・調心の三つで成り、
心の状態(平常心・無の境地)を大切にする。
座禅で調息は丹田呼吸法として伝えられている。
丹田呼吸は腹筋のリズム運動と調身を伴う。
座禅も気功もヨーガも三調という原点は同じ。
瞑想
脳波の周波数は精神状態を反映している。
瞑想はリラクゼーションと関係が深い。
酸素の消費量は深い眠りより遥かに少なくなり、
心拍数や血圧、乳酸値が低下する。
生理学上の状態はストレスや不安状態と正反対。

各種実験データを見ると、
瞑想状態ではリラックス状態のα波が増えると同時に
θ波やδ波・β波も現れるようだ。
精神活動はしかりしていて、眠っている状態・・zz?
δ波(1〜3Hz)・・ノンレム睡眠
θ波(4〜7Hz)・・浅い睡眠/瞑想状態
α波(8〜13Hz)・・リラックス状態
(8・9Hz)・・集中と少しの緊張
(10・11Hz)・・記憶力と集中力
(12・13Hz)・・瞑想・心の安定
β波 (12Hz〜 )・・活発な精神活動
・・電磁波と比べれば微弱な発信だ。
・・山小屋で瞑想する至福の一時。