宇宙を想う

①初めに・・
宇宙の主体を考えることが出来る人間は
森羅万象の原理の主体ということもできる。
われ思う故に我あり。

古代メソポタミア文明は、世界最古の文明であるとされている。
地域的には北部がアッシリア、南部がバビロニア。
紀元前9000年頃、シュメール人が移住して来て、農耕が始まった。
これがシュメール文明の始まりとされる。

12・60進法の誕生には天体の動きが関係している。
一年間を360日、月の満ち欠けは一年に約12回。
こうした日常の「発見」から、
長い年月を経て現在の仕組みに落ち着いたようだ。

古代バビロ二アは紀元前2300年頃から栄えた記録が残っている。
60という数の組織をつくり、円を360度に分ち、
1年を12か月とし、12を二つ重ねた24を一日の時間としている。
一時間を60分、一分を60秒としているのも、
みなバビロ二アの天文学と数学がもとになっている。
バビロ二アの人たちは、この限りない時間を、生活に利用していた。

時間と同じように、われわれは無限の空間というものを考えることができる。
アンドロメダ大星雲は地球からの距離は、約230万光年。
地球と月の距離は平均38万5千キロ。
地球と太陽との距離平均して一億4850万4千キロ。
星雲
夜空の星の多くは、われわれの太陽と同じものであり、夏の銀河に映るぼんやりとした雲のよぅな光は、無数の太陽が群をなしているわけであります。
地球から10光年、100光年の星も限りなくあり、宇宙の限界を見出すことはできません。

このような無限の時間や無限の宇宙空間を考えたものは、人間そのものであるわけです。
このように考えると、人間の心にこそ、無限の時間や無限の空間が存在するのであり、無限の時間や無限の空間を解釈し、意味づけ、創造することは神と一体と言えます。

そのことはわれわれに、天地を通じて一貫する道があることを自覚させ、神の存在を知り、生命の根源に対する畏敬をおこさせます。道徳の根拠もまたここにあることを信じさせるものであります。
・・われ思う故に我あり。
宇宙を想う「星めぐりの歌」↓
http://www.youtube.com/watch?v=HHNEhT2Ckck&feature=player_detailpage