<インフルエンザ予防には嚥下>

日本でもインフルエンザ患者数が統計開始以降最多で、警報レベル超えたとか。予防法としては10~20分に1回程度、飲み物を飲みこむことが最も有効と言われている。インフルエンザウイルスはノドの粘膜に吸着して感染するので、その前に飲み物で胃に落とし胃液でウイルスを殺す。「うがいと手洗い」も、付着したウイルスの極一部分を洗い流すに過ぎない。多くの病原菌は、喉や消化器官、目、鼻等の粘膜から感染する。ウイルスが付着したと思われる極一部を洗浄するに過ぎない。手は体の極一部で実際に露出している部分はその何倍もあり、頭髪や被服にも付着している。風邪などの感染症にマスクや手洗いは気休めにしか過ぎず、殺菌作用のあるうがい薬は、ウイルスと一緒に常在菌(良いバイ菌)も殺してしまい、悪い菌を助長すので、「うがいはむしろしないほうが良い」と言われるようになった。

ウイルスは生体の細胞に寄生し、その細胞内でのみ増殖が可能な生物学上は非生物で細菌ではない。ウイルスが1個侵入すると、8時間後には最低でも100個、16時間後には1万個以上、24時間後には100万~数千万個に増殖すると言われている。厄介なのは細菌感染に有効な抗生物質もウイルスには全く効果がないこと。

病原体ウイルスがカラダに侵入するのをある程度減らすことはできても、完全に防ぐことはできない。冬の風邪やインフルエンザの対策には、病原体に接触して感染しても病状を悪化させないように、免疫力を高めておくことが重要。「免疫力」がなかったら、健康な身体ではいられない。周りにはウイルスや細菌、カビなどの病原体がたくさん漂っている。快食・快便・快眠・ポジイブ思考は「免疫力」維持向上の元と肝に銘じて、適宜飲み物で咽を潤しながら寒い季節を元気に乗り切ろうと思っている。
インフルエンザウイルス