飲酒と健康

医療情報を整理していたら、飲酒の記事も結構出てきた。自身のことを顧みる機会かな。(あまり飲めない体質だったが、今は毎日のように飲酒するようになっている。)
堅苦しく考えたくないので、以下の情報を念頭に置き、身体を労わる気持ちを思いながら、飲酒生活を心がけようと思っている。

体内へ吸収されたアルコールは容易に血液脳関門を通過して脳内に分布され、精神作用にも直接関わってくる。アルコールが細胞膜に到達すると、ナトリウムとカリウムに対する透過性が減少し、活動電位は抑制され(神経伝達物質の合成と放出が減少)、神経伝達が妨げられる。

アルコールによる抑制と興奮という一見相反する作用は、アルコールの作用部位によって説明される。まず、脳幹毛様体に作用して大脳皮質の機能が抑制されるため、大脳皮質自体は興奮した状態となる(多弁、多動、陽気さなど)。アルコールの血中濃度が増加していくと脳内濃度も増加し、大脳皮質の抑制が進み、最終的には呼吸麻痺となり死亡する。

アルコールには摂取行動を強化する作用がある。この強化作用が強い薬物は麻薬性鎮痛剤、コカイン、覚せい剤などがあり、中程度のものに鎮静睡眠剤や有機溶剤、比較的弱いものとしてニコチン、大麻などがある。反復飲酒していると、アルコールに対する耐性や身体依存が形成される。

さらに進むと退薬症状(神経精神症状や消化器系、心臓循環器系障害)がおこり得る。このような心身障害の発生には飲み方が大きく関与する。毎日一定量のアルコールを1日1回ガブ飲みするのと、1日2回に分けて飲む場合の比較実験ではガブ飲みする群でより重篤な退薬症状が現れた。ガブ飲みする群では酔いの程度が運動失調以上に及び、徐々に耐性も形成されるが、分割して飲んだ群では運動失調は現れず、ほろ酔い程度にとどまり、耐性も形成されなかった。
 健康を損なわない飲み方は、1.空腹時に飲まない。2.ほろ酔いを超えないようにする。3.アルコールを代謝する肝臓を保護するには週2回飲まない日(休肝日)を設ける。

・・と、記載されているが、この3項目を守る優等生的生活は難しいかな。3項目は念頭に置いといて、度を過ごしたら軌道修正を試みる程度の気持ちで、あと何年生きられるか分からないが、自身の体調を客観的に眺めながら、楽しく、自立した生涯を送るつもりでいる。
飲酒

以前、電車の座席に財布や免許証が入ったバッグごと置き忘れたことがある。飲みすぎて意識朦朧だったかと。返ってきたときの有難さは忘れていない。その時の写真をこちらにも貼り付けて・・