臨終の間際まで健康な高齢者として生きる。

臨終の間際まで、健康な高齢者として、生き生き・元気に・輝いて・過ごす。・・それは介護保険法制定と同時期に策定された「健康日本21」の趣旨です。図は私が介護支援専門員に登録した頃の高齢者の状態です。

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総務省の発表(2021年9月15日現在)によると65歳以上の高齢者は前年比22万人増の3640万人、総人口に占める割合は同0・3ポイント上昇して29・1%となっている。
 高齢者の男女別内訳は男性1583万人、女性2057万人。世代別では70歳以上は前年比61万人増の2852万人、80歳以上は同46万人増の1206万人となった。日本の推計人口(9月15日現在)は1億2522万人で、前年より51万人減少した。

 政府は人口減に伴う労働力不足対策や、社会保障の「支える側」を増やす目的で、働く意欲のある高齢者の就業機会の確保に力を入れている。今年4月施行の改正高年齢者雇用安定法では、70歳までの就労機会の確保を企業の努力義務として定めた。

仕事を苦役と考えているなら、働き続けることは辛いだけであるが、仕事を生きがいと感じて過ごしている日本人も多い。私も仕事をしなくても生活には困らないが、趣味の延長のような気持ちで仕事は続けて居る。(しかし、今回のコロナウイルス騒動で、ボランティア活動継続の気持ちは揺らいでいる。)
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「歌うことが寝たきり予防につながる」・・今回の「気功通信」は音楽の医学的意味について記載しています。歌うことは口腔機能(発音・発声・咀嚼・嚥下)を鍛える、とりわけ誤嚥予防に大切な働きを持っている。アンチエイジング(抗加齢)医学とは「老化を遅らせて」、病気にならずいつまでも若々しく生きる」ことを検証して実践する医学です。初めに老いを感じるのは「目と口」と言われています。口の健康を維持する要素として「唾液」の存在も無視できません。唾液は食物の消化、口の中を洗浄、粘膜を細菌から守る、虫歯を修復するなどの作用があります。歌うことは唾液腺を刺激し、唾液分泌を促す作用もあります。
気功と歌