ぎっくり腰の状態

ぎっくり腰になったらわずかな動作でも激しい痛みがあり、
重傷時は寝返りはも、腰を少し浮かす程度の運動さえ困難になります。
咳・くしゃみも出来ない状態になったりします。

ぎっくり腰は筋肉が突然けいれんを起こし、
隣接する筋肉との間の筋膜が癒着又は損傷した状態です。
このような状態の周辺は過敏状態になり、
わずかな動作でも緊縮し、激痛が走るパターンになるのです。

ぎっくり腰の特徴は動くと激しい痛みが生じるが、
緊張をゆるめ、リラックスした状態で横たわっていたら
全然痛まないということと、炎症がなく熱を持たないことです。

腰痛は痛みの経過から判断して、
急性腰痛症と慢性腰痛症に分けられます。
急性腰痛症(ぎっくり腰)は発症から12週間以内に治まる症状で、
突然、腰に激痛が起こった場合をいいます。

慢性腰痛症は
鈍い痛みが慢性的に続く場合を指します

ぎっくり腰の原因

① 筋肉の慢性疲労

ぎっくり腰は突然起こりますが、回復しないまま無理を重ね、
疲労した筋肉が、あるとき負荷の許容量を超えてしまい発症。

② 骨格の歪み。

私たちは仕事や日常生活の動作で偏った姿勢が生じます。
長時間、限られた姿勢でいることも多く、
同じ骨格や筋肉だけを使うことになり、
筋力のアンバランスを生み出し、骨格の歪みを招いてしまいます。
身体のバランスをとろうとする筋肉に疲労が蓄積され、
やがて腰痛につながるのです。

③ 若い人やスポーツ選手に多いぎっくり腰

急激な動作でも、
腰にいきなりの過負荷がかかり、
ぎっくり腰を起こしてしまいます。

④ その他

生活習慣、または生活環境、体質など
ぎっくり腰の原因は人それぞれなのです。

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ぎっくり腰に鍼治療・放映のご紹介

損傷を起こした筋肉はケイレン状態です。
引き続き防衛反応で過剰緊張しています。
従って、治療方法は痙攣状態の筋肉の緊張を
緩めるものでなくてはならない。

先日、ぎっくり腰になった筋肉のMRI画像が公開されました。
注射針で膠着した筋肉がほぐされることが確認でき、
ハリ治療が有効なことが証明されています。
今後はぎっくり腰も西洋医が治療可能になったといえます。
放映時のサイトはこちら↓(放映時のリンク先は変更されているようです)
http://www.nhk.or.jp/kenko/nspyotsu/

注意事項
1、一度ぎっくり腰になると癖になる人もいます。
  腰の運動は正しい姿勢で行うように心がけてください。
2、できるだけ安静にして過ごしてください
3、痛みの激しい間は風呂に入らない方がよいでしょう。
  (湯冷めは症状をを悪化させるからです)

つらい症状を克服し、快適に過ごせますように

鍼灸・ぎっくり腰

はり灸施術は心身のバランスを整え、血液やリンパの循環を良くし体質改善を図り、疾病を治療します。鍼灸(東洋医学)は現代西洋医学のように内科、外科、皮膚科、神経科、耳鼻咽喉科、眼科、泌尿器科、小児科、婦人科・・等、臓器局所毎に細分しません。人体を小宇宙・全てが繋がりあった関係にあると捉えます。鍼灸師は東西医学を学んだ国家資格者として、医療の一翼を担っています。医師や施術師はあなたの健康づくりを援助することが使命ですが、学卒後の研鑽次第で技量には雲泥の差が生じます。あなたが信頼出来る治療家に巡り合える事をお祈りしています。

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