更年期症状

更年期障害は、ホルモンバランスの乱れが原因の
身体的・精神的不調のことであり、
自律神経失調症の一つともいえる。

からだには変化のサイクルがある。
人のからだの状態(心身)は常に変化しています。
月単位・年単位・一生を通じた変化の単位・
・・日変化や時間による推移も。

男性にも更年期症状が認められるようになった。
とはいえ、
更年期症状は女性のライフサイクルの一端。

女性のライフサイクルの中で更年期は
前期更年期が45~55才、後期更年期が55~65才。
女性の体は一生をホルモンに動かされると言ってもよい。

更年期で苦しむ時期には個人差があるが、
最も多いのが、50歳前後の閉経年齢。

女性としての機能のバランスを崩さないためには、
年代・時期に応じた自分の状態を知っておくことが大切です。

体の仕組みを良く知ることで、
こころや体の悩みもうまく解決していくことができるのです。

更年期障害は、ホルモンバランスの乱れだけが原因ではありません。

更年期の時期は、
子供の独立・夫の定年・親の介護など
生活のリズムが変わることも見逃せない。

生活のリズムの変化による精神的ストレスや
家庭や職場でのストレスなども加わって、
更年期障害が現れます。

・・その症状は個人差があり、多様です。
ほてり(顔がほてる)、のぼせ(顔がのぼせる)、
動悸、脈が早まる、多汗(大量の汗)、めまい、
頻尿、残尿感、尿もれ、筋肉通、関節痛、お腹が張る、
便秘、下痢、肥満、やせ、むくみ(むくむ)、冷え、
イライラ、不安、うつ、神経質、睡眠障害(眠れない)、
意欲低下、吐き気、嘔吐、食欲不振、頭痛、耳鳴り、
肩こり、腰痛、手足のしびれ・・等

これらを症状ごとに対処する西洋医学で診るなら、
内科、外科、耳鼻科、精神科・・等を
遍歴しなければならないカモ。

鍼灸・指圧・マッサージや気功療法は
人体を総合的なつながりの中で捉えます。
つらい症状の根本原因は何か?・・と考えます。

部分的な対処も時には必要ですが、
最も大切なことは、持って生まれた生命力を高めることです。
人体は素晴らしい生命力を備えています。

西洋医学の薬物療法のほとんどは、
薬でつらい症状を抑えている間に当人の治癒力を待つものです。

鍼灸・指圧・マッサージや整体や気功療法も部分的対応は行います。
部分的対応を票治法・生命力を高める対応を本治法と言います。
その両面からのアプローチで、薬のように副作用の心配はありません。

更年期にはホルモンバランスの乱れがきっかけとなり、
骨粗鬆症や高血圧、低血圧、高脂血症、糖尿病など
様々な病気を起こしがちです。

女性ホルモンが減少するため、
動脈硬化の進行が早まる場合もある。

ビタミンや亜鉛等のミネラルなど、
バランスの取れた食事で栄養を十分に摂ることや、
骨粗鬆症防止に【カルシウム】摂取も大切。

大豆成分摂取の可否はいろんな説があるが、
大豆イソフラボンはエストロゲン(閉経後減少)と
同じような働きをすると言われている。

軽いウォーキングなどの適度な運動や
ご自身にあったリラックス方法、
会話をする機会を増やすことや、
相性の合う医師・施術師を見つけておくことも大切です。

男性更年期障害は、男性ホルモン(テストステロン)の減少が原因。
疲労(だるさ)・神経質・不眠・うつ・めまい・筋力の衰え・
集中力の低下・性機能減退・性欲の低下・ED(勃起不全)・・等

つらい症状を克服し、快適に過ごせますように

更年期症状・鍼灸

はり灸施術は心身のバランスを整え、血液やリンパの循環を良くし体質改善を図り、疾病を治療します。鍼灸(東洋医学)は現代西洋医学のように内科、外科、皮膚科、神経科、耳鼻咽喉科、眼科、泌尿器科、小児科、婦人科・・等、臓器局所毎に細分しません。人体を小宇宙・全てが繋がりあった関係にあると捉えます。鍼灸師は東西医学を学んだ国家資格者として、医療の一翼を担っています。医師や施術師はあなたの健康づくりを援助することが使命ですが、学卒後の研鑽次第で技量には雲泥の差が生じます。あなたが信頼出来る治療家に巡り合える事をお祈りしています。

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