関節痛について

人体にはいろんな関節があります。
中でも、
一番故障しやすい(苦痛を抱えている)のは膝関節でしょう。
高齢者の場合、軟骨が衰えて変形性関節炎とか言われたりします。

故障の原因もいろいろあります。
過度な運動によって痛める場合、
無理な体重移動による場合、
体内の循環に異常がある場合・・

肩の関節障害は肩関節周囲炎とか、
五十肩(四十肩)とかの名称がつけられていて、
年齢によって発症しやすい時期があるようです。
手首の使い過ぎによる腱鞘炎も関節痛です。

当院では痛みの原因を診て対応しています。

骨格の異常が原因であれば整体(カイロプラクティック)で
靭帯や筋肉、循環機能の異常であれば
手技に加えて鍼灸やテーピング等主に鍼灸やテーピングで
といった具合に・・

関節痛に限らず他の病気や心身の故障は
生活習慣の影響を見過ごすことはできません。

関節の構造を考えて、日常生活も大切です。
そのためのアドバイスもさせていただいています。
骨折等が疑われる場合、
MRIのある病院で確認していただいています。
膝MRI

<膝の痛みについて参考説明>

関節痛の中でも膝の痛みを訴える人が多い。
体重を支える膝には、常に大きな負荷がかかっています。
膝への負担が蓄積すると軟骨はすり減り、骨はもろくなります。

膝への負担を増大させる要因は、
膝の酷使、肥満による膝への負担と筋力不足、
O脚・X脚といった足の形の異常、
姿勢の悪さや不自然な歩き方、
ケガや事故による外傷等です。

慢性的な膝の痛みの根本原因は生活習慣です。
生活習慣が改善されれば、
膝の腫れ・痛みから開放されるのですが、
発生の原因を取り除かないまま、
治療を続けている人がほとんどと思います。

膝に腫れや痛みを抱えている人は、
筋力低下と同時に骨盤の歪みが見られます。

痛みの対処法は、
サプリメント摂取で改善した事例はあるが、
サポーターでの保護やヒアルロン酸の注射や
溜まった浸出液を取り除く方法は一時しのぎかと。
鍼灸整体やマッサージも対処法の一つですが、
他に装具使用や手術が有ります。

ヒアルロン酸の注射で痛みを鎮めても、
膝の滑らかさと痛み時間が経つと元に戻ります。

痛みは無理をするなという合図です。

痛みを抑えても原因はそのままなので、
無理な体の動きを続けて、かえって悪化ことが多い。
膝の手術で人工関節に取り換えても耐久性は10年程。

膝の過保護は痛みと悪化の原因になります。
膝の痛みがひどいときは無理に動かさず安静が必要ですが、
痛みが落ち着いて膝を動かせるようになったら、
大事にしすぎないで積極的に動くことが大切です。

動かさずにいると筋肉が萎縮し、筋力は低下し、
血行が悪くなって痛みが強くなってしまいます。

体は使わなければ(萎縮)衰えてしまいます。

その考え方は体の仕組みの原則で、廃用性萎縮といいます。
膝に限らず腰や脳も同じです。
健康体の宇宙飛行士が地球に戻った時、
担架で運ばれていたことを目にした人もいると思います。

膝に激しい痛みがある場合は、
膝に負担をかけず安静状態を保って治療を行うのが原則ですが、
痛みなどの症状が落ち着いてきて、膝がある程度動かせるようになったら、
無理のない範囲で膝周りの運動を行なうことが大切です。

そのような理由から
膝の痛みを和らげる治療法として運動療法をお勧めします。
膝まわりの筋肉を鍛えて関節への負担を減らしたり、
ストレッチで関節の動く範囲を広げて動きをスムーズにします。

膝を支える筋肉や靭帯は、膝関節の骨を固定したり、
膝の動きをコントロールする役割を果たしています。
放っておけば筋肉や骨は弱っ ていく一方です。

ストレッチングや筋力トレーニングは膝関節の動きを良くし、
膝への負担を軽くしたりケガや障害の予防にもなります。

膝の痛みにはサプリメントが効く場合もあります(FBぺージへ)

つらい症状を克服し、快適に過ごせますように

鍼灸・関節痛

はり灸施術は心身のバランスを整え、血液やリンパの循環を良くし体質改善を図り、疾病を治療します。鍼灸(東洋医学)は現代西洋医学のように内科、外科、皮膚科、神経科、耳鼻咽喉科、眼科、泌尿器科、小児科、婦人科・・等、臓器局所毎に細分しません。人体を小宇宙・全てが繋がりあった関係にあると捉えます。鍼灸師は東西医学を学んだ国家資格者として、医療の一翼を担っています。医師や施術師はあなたの健康づくりを援助することが使命ですが、学卒後の研鑽次第で技量には雲泥の差が生じます。あなたが信頼出来る治療家に巡り合える事をお祈りしています。

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