冷えや風邪は万病の元、「体を温める」と病気は必ず治る。

と言う書物を発行する医師も見られるようになりました。冷え性という病は、中年以上の女性で知らない人がいない程ありふれたものです。

西洋医学は体を部分毎に分け、それぞれの診療科目があります。場合によっては冷え性の原因調査の解剖学的な検査も必要ですが、病名診断による治療を建前とする近代医療の中に、冷え性という症状名を認めないのは、検査値を示してどのように悪いかを証明できにくいからでしょう。

鍼灸を含めた東洋医学では症状そのものに注目します。
体質や生活環境等に要因を診て体質改善を支援します。
食べ物も体質改善の重要な要素です。私は薬膳や漢方薬・漢方ヘルスカウンセラーの学習歴も有りますが、漢方薬は漢方医にお任せして、鍼灸治療や足つぼ療法等で血液や体液循環を図り、体質改善のお手伝いをしています。

人間の体内では様々な臓器や器官が活動を続け、代謝を行うことでエネルギーが発生し、体温を作っています。しかし、何らかの原因で低体温になると消化やエネルギー代謝の働きが悪くなるとともに、血行も悪くなり、様々な体調不良の原因になります。

隠れ冷え症?
健康な人は起床時と夕方の体温が1度近く違いますが、体が冷えている人は夕方になっても体温が上がりません。暑がりな人でも実は体が冷えている場合があります。

なぜ、心臓と脾臓にだけはガンができないか?
心臓と脾臓は血液循環の元締めです。あらゆる病気は「体温低下」によって引き起こされる。と、看過した医師の観測です。

東洋医学・漢方の世界では
「血液の汚れ」を「瘀血」といい、
数千年前から、病気の原因と考えてきました。

冷え=体温低下が生じると心臓・血管系の働きも悪くなり、血液の流れの滞りとして表れます。血液の流れを促進させようとして、様々な病気へ繋がってくるわけです。冷えによって免疫力も低下し、様々な不調を招きます。

健康を支える基本は生活習慣です。食べ物・運動・入浴・・等で体質を改善し、普段から体を冷やさないように気を付けましょう。

つらい症状を克服し、快適に過ごせますように

冷え性・東洋医学

はり灸施術は心身のバランスを整え、血液やリンパの循環を良くし体質改善を図り、疾病を治療します。鍼灸(東洋医学)は現代西洋医学のように内科、外科、皮膚科、神経科、耳鼻咽喉科、眼科、泌尿器科、小児科、婦人科・・等、臓器局所毎に細分しません。人体を小宇宙・全てが繋がりあった関係にあると捉えます。鍼灸師は東西医学を学んだ国家資格者として、医療の一翼を担っています。医師や施術師はあなたの健康づくりを援助することが使命ですが、学卒後の研鑽次第で技量には雲泥の差が生じます。あなたが信頼出来る治療家に巡り合える事をお祈りしています。

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