関節リウマチになると

手足や足関節の痛みとともに運動にも不便を感じ、
足や膝関節の場合、歩くにも支障を来す。
腫れや血行障害で痛みのあるところの血管が紫色になったり、
進行するに従って関節周辺の骨が変形してくる。

リウマチは一カ所の痛みに留まらず、
両手、両足、両膝といた具合に
全身にその影響が現れることが多い。

日常生活で他人の助けが必要になり、
悪化すると各関節が硬化し、自力で歩けなくなる。
食事から便所に行くまで他人に頼らねばならなくなると、
精神的にも落ち込み、悲惨な状態で過ごさねばならなくなる。

関節の破壊が進むことを防止する抗リウマチ剤も推奨されているが、
薬による治療には副作用の心配を伴います。

痛いということは、

痛みを生じる何らかの原因があるということだ。
痛みは今の心身状態に対する有難い合図と考えてよい。
他の病気も同じだが、
原因を取り除かず、痛みだけを抑えたなら、
故障した部分を無理矢理酷使し、故障を拡大しかねない。

痛くて挫けそうなら、痛み止めも必要だが、
痛み止めは臭いものに蓋をするようなもの。
原因を取り除くことが大切なことは、
肩こりや腰痛・ぎっくり腰、発熱も同じこと。
たとえば、
熱いものに触ったら"アチっ"と離れます。
感覚を痛み止めで麻痺させていたら、
原因に気づかず、火傷拡大かな。

発熱も体が病原と戦っている合図だ。
よほどの高熱でないかぎり、
あまり深刻に考えなくても、
長くても1週間〜10日ぐらいで収まるのでは?

しかし、たとえ微熱でも、長期に続くようなら、
感染症等に造詣のある総合病院の検査をお勧めする。
熱を生じる病気はたくさんあるが、
発熱の程度と、どのくらい続いているか、
他の症状を伴っているか等で原因を特定する必要がある。

関節リウマチと鍼灸治療

リウマチは鍼灸治療の適応症です。
但し、西洋医学で難病(治療が困難な病気)指定の慢性疾患や
難治性の疾患は根気良く治療を続けねばならない。
しばらく続けて中途で中止しては何にもなりません。

関節リウマチ治療ガイドラインでも
日常生活の注意点やエクササイズ
リハビリテーションの必要性が取り上げられているが、
回復すると言う信念を持って取り組むことが大切です。
とは言っても、
自助努力にも鍼灸治療にも限界があります。
リウマチに限らず、心身の不調は初期の対応が大切です。

・・<参考>

現代西洋医学のリウマチ治療は、薬による治療が中心で、
関節の破壊が進むことを防止する抗リウマチ剤が推奨されている。
治療情報は、「患者さんのための関節リウマチ治療ガイドライン」
(発行:医歯薬出版)に詳しく書かれています。↓
http://www.rheuma-net.or.jp/rheuma/rm400/library/library002.html
患者が心しておかなけ ればならないことは,
病気について正 しい知識を持ち,病気を正しく理解で きる賢い患者であること↓
http://www.rheuma-net.or.jp/rheuma/rm220/pdf/news0076.pdf
リウマチ体操で快適な生活を↓
http://chugai-pharm.info/itokurashi/ra/handbook/pdf/kaiteki_03.pdf

つらい症状を克服し、快適に過ごせますように

関節リウマチ・鍼灸

はり灸施術は心身のバランスを整え、血液やリンパの循環を良くし体質改善を図り、疾病を治療します。鍼灸(東洋医学)は現代西洋医学のように内科、外科、皮膚科、神経科、耳鼻咽喉科、眼科、泌尿器科、小児科、婦人科・・等、臓器局所毎に細分しません。人体を小宇宙・全てが繋がりあった関係にあると捉えます。鍼灸師は東西医学を学んだ国家資格者として、医療の一翼を担っています。医師や施術師はあなたの健康づくりを援助することが使命ですが、学卒後の研鑽次第で技量には雲泥の差が生じます。あなたが信頼出来る治療家に巡り合える事をお祈りしています。

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